プレミアム・ビジネス・パートナーズは、日本の伝統的な「和財」事業を手がけます
日本の伝統工芸は、ほとんどのモノが江戸時代の町人文化の中で生まれたものです。
江戸時代は様々な伝統工芸を生み出し、独自の美意識による消費文化を形成しました。特筆すべきことは、この時代支配する側に金がなく、支配される側に金が唸るほどあったことです。この時代の富裕層はこっそり贅を尽くしたものを愛し、素材と技にこだわる「上」の商品を数多く輩出させました。
「縦の拡がり」における「上」というマーケットが育つためには、顧客である消費者の「欲望の質」が高まらなければならない中で江戸町人文化の中では一般庶民であっても「上」を楽しむという消費文化をこのころから経験していたのです。
また、このころ日本にも、今のヨーロッパに見られるような階級社会が存在し、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の5階級が存在しました。今では、宮内庁御用達制度は廃止されましたが、240余りの御用達が今なお健在です。この中には多くの伝統工芸品も含まれています。
昨今、バブルの崩壊後の景気低迷の煽りを受けて、各伝統工芸も売り上げの落ち込み→技術の衰退→若い後継者の不足、といった負の循環を続けています。
今では国の保護を受けるまでになっており、昔からの伝統工芸技術を守り、育て、発展させるために「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」が作られました。ちなみに伝統工芸品の指定条件は以下の通りです。
・日常生活で使われている工芸品である
・手工業である
・技術、原材料が100年以上受け継がれている
・一定の地域で産業として成り立っている。
最近では、銀座、丸の内、表参道のどこに行っても海外のブランドに席捲され、日本の伝統工芸品は隅に追いやられた格好になっています。
しかし、私が外資系金融機関で働いた5年間に、日本に来る外国人の同僚や客から、日本に来たら漆工芸の何かが欲しい、浮世絵が欲しいなど知識の豊富さとそのニーズに驚かされてきました。日本の伝統工芸士の多くは大企業ではなく、中小、零細企業がほとんどです。マーケティングのノウハウや、販売方法、ましてや海外戦略などは自社内ではなかなか手が回らないのが現状です。
しかしながら、我々がその伝統工芸をきっちりと束ね、ALL JAPANとして、今までにない販路を見出すことができれば、先に述べた負の循環から脱することができ、売り上げが立つことによって(あるいは外国人に支持されることによって)次世代の職人養成が可能となり、さらには伝統工芸技術の継承にも役立てるものと思っております。これは何にもまして社会貢献の一環と思い、ここに伝統工芸品を取り扱う意味を見出し取り組むものであります。
ヨーロッパ各国はもとより、最近では中国でもMade in Japanのものが上海、香港、北京、杭州あたりではすでに随分売れていると聞きます。今後、日本の食文化の持ち込みも我々が取り組みたいジャンルのひとつであり、大いに可能性のあるものだと確信しております。